東郷町総合体育館・タチヤ東郷店そばのファミリー歯科

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離乳食の与え方について

生後5、6か月になると、授乳と並行して離乳食が始まります。離乳食は、歯育てを考える上での重要な点もあります。授乳と同様に低舌位にならない食べ方で離乳食を与えないといけません。それが、歯並び、発語、全身的な健康にも関わってきます。食べることに慣れていない赤ちゃんが食べやすいようにお口の奥まで離乳食を入れてしまうと、舌の力が発達せず、低舌位になりやすいです。離乳食は赤ちゃんが自分で食べるためのトレーニングでもあります。

正しい離乳食の与え方は、まずスプーンに食べ物を乗せたら赤ちゃんによく見せてあげてください。ゆっくりとスプーンを下唇の先まで持っていってあげてください。この時に、食べ物をスプーンで奥まで入れないようにしてください。 

舌の位置の関係性について 

そうすることで、舌と上顎で食べ物をつぶし、奥に送って飲み込みます。それにより、唇や舌の筋肉は発達し、同時に歯の生える場所となる上顎を十分に刺激し発達させます。赤ちゃんの食べるトレーニングを見守るつもりで、ていねいに時間をかけて行ってくださいね。 

離乳食の進め方 

虫歯を治すため、歯周病を改善するため、歯並びをよくするため、など人それぞれいろいろな悩みを抱えて来られていると思います。でも根本的な理由は、「お口の中に痛みがなくしっかりと食事をするため」だと思います。美味しく栄養のあるものを食べる、食事を楽しむためにお口は大切です。虫歯が多かったり、歯並びが悪かったりは遺伝でしょうか?もちろん遺伝的な要因はありますが、多くは普段の生活習慣による環境的要因が影響してきます。虫歯が多い、歯並びが悪いといった症状は今に始まったものではなく、生まれてから今に至るまでの生活における様々な結果の現れです。ですので、生まれてから赤ちゃんの時から、しっかりとした生活習慣により正しい成長をすることで、お口の中はガラッと良くなります。その中で大事なのがやはり食事に関する習慣です。まだ、赤ちゃんなので食事ではなくはじめは「哺乳」や「離乳食」です。 

離乳食の開始時期について

離乳食はだいたい5、6ヶ月くらいを目安に開始されると思います。月齢も一つの基準になりますが、離乳食を開始する行動基準は以下の通りとなります。

  • 首がすわり、背筋を伸ばして座る事ができる(食べ物を飲み込む上で大切!)
  • 目と手をうまく協調する事ができる(食べ物を持って口に運べる)
  • 食べ物を飲み込む事ができる(舌を使って押し出す事がなくなっているか) 

などが挙げられます。

BLW(Baby Led Weaning)のススメ

BLWは、Baby led Weaningの略で赤ちゃん主導の離乳と訳されています。イギリス発祥の、固形食を “手づかみ”で食べ、“赤ちゃんのペース” で食べ進めていく離乳食法です。「赤ちゃん主導の離乳食」と表現されることもあります。

BLW(Baby Led Weaning)も離乳食を始めたぐらいの時期に開始します。BLWは

  • 赤ちゃんは自分で食べる力を持っている
  • 何をどうやって食べるかを自分で考えさせる
  • 咀嚼力·手指の巧緻性を発達させる
  • 手や目の協調運動を発達させる

という考え方に基づいております。

ですので、一般的な離乳食と違い、おかゆ状やペースト状のものではなく、いきなり固形物から与えます。

とは言っても、火を通して柔らかくしたり、お口に入る大きさに調整したものです。自分で考えて、自分の手で掴んで食べることで、手指と口の協調運動や食べることを学び、感覚の刺激を受けます。そのことがよく噛んで食べる、食に興味を持つ子供へと成長させます。

また、6ヶ月頃から硬いものを食べていると、将来食に関して問題が少ない子供になるというデータもあります。いきなりは上手に食べられるわけがないので、机や服は汚れてしまうと思います。

しかし、赤ちゃんも考え行動していますので、無理に取りあげたり、食べなくても不安を感じずに温かく見守るようにしましょう。ただし、固形物が喉に詰まって窒息しないように充分にお気をつけください。 

また、一般的な離乳食と同様、 

  • 砂糖や塩を加えたもの 
  • ファーストフードや加工食品 
  • ハチミツ·貝類·半熟や生の卵 
  • ピーナッツなどの硬くて小さいもの 

などは避けるようにしましょう。離乳食の相談も受け付けているので、離乳食を控えたお子さんのいる方、これから出産を控えている方、BLWに興味のある方など、お気軽にご相談ください。

当院は「日本離乳食·小児食育学会」の認定歯科医師が在籍しております。また、管理栄養士も在籍しておりますので授乳や離乳食のやり方で、虫歯になりにくかったり、歯の並びもよくなったりします。小さいお子様がいらっしゃる方、これから出産を控えられている方は、ぜひ気軽にご相談ください。 

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